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「新田次郎氏と藤原てい氏、藤原正彦氏」2019-8

  昨年11月大阪倶楽部で、藤原正彦氏の講演「日本のこれから、日本人のこれから」を聴く機会に恵まれた。

「改革は世の中を良くしなかった」「米国とは経済上の敵同士」「グローバーリズムが最大の敵」「初等教育でダントツだった日本」「早期英語教育はエネルギーの無駄」「グローバーリズムと金銭至上主義」と続き、後半「異常な美的感覚こそ宝」「日本人が世界に貢献する道とは」と講演を進められた。

「異常な美的感覚こそ宝」

・・・フランスの印象派は浮世絵をなしに語られません・・・

文学、芸術、数学、物理で秀でているのは、・・・知能指数や偏差値ではなく、美的感受性だからです。

(5月末に、モネの庭園と家を見学したが、その部屋の半数近くは、所せましと多くの浮世絵が飾られていたのに感動した。ガイドさんから森鴎外についても語られた。)

「日本人が世界に貢献する道とは」

・・・日本人が昔から持っている美しい情緒、弱者への惻隠、卑怯を恨む気持ちを日本人全員が取り戻すことで・・・それを世界の人々が学ぶ結果、世界を引いては人類を救うことになります。日本人として生まれてきた本当の意義は、その様な形で人類に貢献する事ではないかと思います。

と締めくくられた。

    講演風景

 

藤原正彦氏は、数学者でエッセイスト、お茶の水女子大学名誉教授、作家として活躍され、特に著書「国家の品格」(2005年)がベストセラーとなり、同じく作家として活躍された藤原ていさん(ペンネーム)の息子さんであるとのことは存じていた。

 

先日、月刊誌「致知」で藤原咲子さんが、母親・ていさんが遺書のつもりで戦後(1945年)満州からの引き上げ体験をもとに、小説として記した著書「流れる星は生きている」(ベストセラー)が原因で、50年間の確執のことが話され、今は確執も執れたが・・・・・・。

これで、次男・正彦氏、長女・咲子氏と関係が理解できた。

 

講演の中で、父親が気象庁勤務で、満州から引き揚げ富士山頂の気象レーダー基地建設の担当課長であったとのことが語られた。

その時、私は多くの山の小説を書かれた新田次郎氏とよく似ているなと思っていた。

 

又、その月刊誌「致知」から、NHKドキュメンタリー“プリジェクトX”第1回「富士山頂」、ドラマ、そして石原裕次郎主演の映画にもなったあの新田次郎氏とはペンネームで、本名は藤原寛人氏で、誰あろう“ていさんの夫、正彦氏の父である藤原寛人氏”であることも分かった。

 

55年前の東京オリンピックの年に(昭和39年)に、満20歳で実習生として私が参加したあの台風予知・富士山頂気象レーダードーム基地建設のことが蘇った。

 

ひょっとすると正彦氏のご尊父にお会いしているのではと思うと、こんな御縁があったのかと大変感慨深いものがある。

 

昨秋に、この情報を得ていれば、講演会終了後にご挨拶さしていただいたのに・・・。

 

正彦氏は、昭和18年生まれ、東京大学41年卒とのことである。

私も同じ昭和18年生まれ。卒論を東大生産技術研究所(田中尚研究室)で授講、昭和41年卆である。(当時助手の高梨晃一先生は後に東大名誉教授。今も時折連絡させていただく。当時の研究が、現在の高層建築に役立っているとのことである。)

 

  藤原正彦氏は次男であり、私も次男、尊父の新田次郎・藤原寛人氏は明治45年生まれで、私の父も同年生まれ。

何か御縁があるものを感じる。

                      2019-8-1

                      Y。YOSHIHARA

 

 新田次郎氏は、1980年(昭和55年)心筋梗塞で逝去されたとのことである。ドーム建設当時、言葉を交わしていただいた気象庁の方が、心臓肥大ということで須走りの下の基地・太郎坊小屋?で待機されていた。その方が、新田次郎氏であったのであろうか?

 

昨年8月1日、若かれし頃のあの台風の予知のためのレーダー基地建設の思いで、感動を再び確認すべく、初めて自分の足で登頂することを試みた。

(実習の折には、ブル・ドーザーで荷物と共に登頂。その時の感動は、「いよいよ富士山頂・3.776mに挑戦!!」2018年9月号に掲載済み。)

  2013418

昭和39年ドーム建設    東大生産技術研究所と同期生   

(写真提供―同期生・生貝貢氏)

  

PS-(私の社長時代・2006年5月号のブログより)

 

社長のひとりごと「書籍・国家の品格・・・・」2006年5月号

 

  最近、「国家の品格」という本がベストセラーらしいと、わが息子に話すと、読み終わったからどうぞと、手渡された。

先日、ハワイ在住50年の日本人(ウクレレが得意)皆本氏と夕食を共にすると、彼もその本を買ってきたばかりとのこと。彼の息子は、空手の全米チャンピオン・・・・・・・。

(小さいころ、喘息なので、スポーツをやらせ、今も「居合い」で素振りを・・・・・と)

今話題の書籍である!

 

3月の日曜日、テレビ「報道2001」

藤原正彦氏(御茶ノ水教授)が、中曽根元総理と共に出演。

「国家の品格」の著者。

*この10年間の総理は、市場原理主義の上に・・・・・・・・(成果主義、リストラ)

*会社は、従業員、経営者のものである・・・・・・・・。

*今こそ、日本の品格を取り戻すとき(国柄、情緒、家庭、会社での助け合い、共同体)

*「教育」「道徳」-サッチャーさんが力を入れた(英国)、フランスも

 

日本の伝統は、まだ、朽ちていない。 まだ、間に合う。

それには、「読み,書き、そろばん」読み、書くことで、考え方の組み立ての訓練が出来る。

これからは、老、壮、青年の協力を(年寄りをつかいなさい)

 

「すべての日本人に誇りと自信を与える、画期的な日本論」と本のアピール

 

ぜひ読んでみたい興味のある1冊である。

 

新田次郎氏

代表作―「強力伝」(1955年) 「孤高の人」(1969年)

 「八甲田山死の彷徨」(1971年) 「武田信玄」(1973年)

主な受賞歴―直木三十五賞(1956年) 吉川英治文学賞(1974年)
紫綬褒章(1979年)   勲四等旭日小綬章(1980年)

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今月のひとこと 2018-9号より再掲載)

 

「男は一生に一度で良いから、

子孫に自慢できるような仕事をすべきである。」

(NHK総合テレビのドキュメンタリー番組)
「プロジェクトX ~挑戦者たち~」第1回2000.3.28

「富士山頂」 巨大台風から日本を守れ 
~富士山頂・男たちは命をかけた~

日本列島を台風から守るため、富士山頂に建設された世界最大レーダー。

標高3.776メートル、史上例のない高地での大規模土木工事。
乱気流が渦巻く世界有数の危険空域・富士山頂への巨大レーダー空輸・・・。

最終回 第187回2005.12.28 (特番4回)

主題歌「地上の星」中島みゆき

司会―国井雅比古、久保純子、膳場貴子

気象庁の官民プロジェクト。

 

(国際ロータリー第2660地区・大阪で、「プロジェクトX ~挑戦者たち~」のプロデュ―サー・今井彰氏の講演より。)

 

(石原裕次郎主演「富士山頂」日活映画化)

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