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「萬祥山真観寺さんと・・・」2017-12 

  いよいよ師走、今年も31日の夜に我が家から数百メータ離れたお寺の除夜の鐘を聞きながら新年を迎える。八尾市指定文化財・真観寺さんの鐘である。

昨年、昔から公私共にお世話になっている萬祥山真観寺さんの片岡哲玄・御住職より八尾市立歴史民俗資料館で、真観寺に関する企画展「平成28年企画展 畠山氏と真観寺」開催のパンフレットを見せていただき、ミュージアムトーク小谷利明・館長による「真観寺境内の構造」の話を聴きに行くこととなった。約60名の参加者があり、会場はほぼ満員状態であった。

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講演会は、プロジェクターを利用され、資料の説明をされた。真観寺―河内国渋川郡亀井村(室町時代―橘鳴庄)橘鳴庄―亀山天皇皇女の昭慶門院領(鎌倉時代末)、大覚寺の総縁から、室町幕府直轄領、畠山満家の代官支配に代わる。
真観寺創建―応永18年~21年(14111414
渋川郡―南北朝期から禅宗文化導入された地域。
また、その領地が大変大きかったとも語られた。書状に「四方八町之地内殺生禁断」とあり、中世の真観寺の規模は、方八町(以心崇卯伝時代の三倍)で、西の堤(平野川堤)に下馬の札が打たれていた・・・。(西側の入り口を予想できる。)
「大和路」奈良街道(現・国道25号線)から、敷地に入る道に「下馬」の立札があったとのことである。(この場所は、私が生まれ育った家の前であったようである。)

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萬祥山真観寺護国禅寺全景 

  

会場で、偶然にも私が高校生の時代に英語を教えていただいた林紀明氏にお会いした。帰りは、私の車でお送りするからと同乗していただき、昔のことに話が弾んだ。

京大法学部を卒業され、関西学院大学の法学部長を経て、今は名誉教授としてゆっくりされているとのことであった。私の親戚にも、関学の法学部の現役の教授がおられ、林先生のエピソードを漏れ聞いている。

先日、御住職より新しいパンフレットをいただいた。

真観寺の由緒―真観寺は、今から600年前の室町時代に当たる応永年間後期(14114)に創建された臨済宗南禅寺金地院末の寺院で、開基は河内守護畠山満家、開山は満家の伯父に当たる大業徳基でした。四方八町という広大な寺域を持ち、満家没後は御位牌所として崇敬されました。また、後花園天皇より護国禅寺の称号を賜りました。末寺としては、高安郡郡川村の安楽寺,秦の南泉庵(寝屋川市)、長楽寺(東大阪市)などがありました。満家の河内守護代遊佐国盛も境内に塔頭鄭林庵を建立し、遊佐氏の菩提寺としました。鄭林庵野末寺は、赤坂龍昌院・安養寺(千早赤坂村)があります。

戦国時代に入ると、靖叔徳林が真観寺で盛んに布教を行い、三好長慶や善継親子の宝篋印塔が安置されるなど、三好氏からも帰依を受けました。

織田信長の時代になると、壇那であった畠山氏・遊佐氏が河内を追われますが、住職であった以心崇伝が活躍し、特に大坂夏の陣では、真田信繁(幸村)の兵が真観寺に潜み、徳川方と合戦したために、真観寺は焼失しました。このため、徳川家康の許可を得て、京都豊国社の会所を移築するなど、復興に尽力しました。この復興については境内図が残されており、中世に比べて規模は二町ほどに縮小しましたが、周囲に塀と土塁を持つ整然とした寺院が復興したことがわかります。

しかし、寛文11年(1671)に失火によって灰廃燼に帰し、特に慶応4年(1868)徳川幕府が崩壊し、歴代徳川氏より所領安堵された寺領を失った上、同年に明治政府より発布された神仏分離令やその後起った廃仏毀釈の影響を多大に受け、残された堂宇の衰退も加速しました。戦後、片岡住職や関係者・地域の方々の尽力により本堂が復興され、現在に至っています。(パンフレットより)

その本堂落慶に際し、当社は「萬祥山真観寺護国禅寺」さんから、感謝状と記念品をいただいた。(昭和37年5月5日)
2017
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 パンフレット    本堂       記念品

除夜の鐘を聞きながら、今年の思い出を、そして新年の夢をと馳せるひと時まで、あとひと月・・・

 2017-12-1

 

            Y.YOSHIHARA

PS-この原稿案を11月末日、ご住職に確認していただいた。

その折に、121日(金)80048NHKの歴史エンターテインメント番組「歴史秘話ヒストリア“応仁の乱を戦い抜いた男”」(仮)放送の資料・文献の提供の依頼があり、ご協力をされたとのことである。

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今月のひとこと  『釈迦一日一言』より

 

 最上の善き言葉のみを語れ。 
    悪しき言葉を語るな。


  道理にかなった言葉のみを語れ。 
   道理にかなわぬ言葉を語るな。


 好ましい言葉のみを語れ。 
   好ましくない言葉を語るな。
 


 真実のみを語れ。 虚妄を語るな。」

 

 『釈迦一日一言』より(致知出版社刊)  

 

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