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世界文化遺産・延暦寺"根本中堂”平成の大改修 2017-8

{世界文化遺産・延暦寺は、比叡山全域を修業道場とし、「東塔」「西塔」「横川」など大きく三つの地域で構成されている。

まず比叡山ドライブウェイで延暦寺東塔に向う。大講堂にお参りし、約100mの坂道を下り、さらに左手の坂の下に「“1200年以上消えることない灯り・不滅の法灯”の根本中堂」が見えてくる。                                 

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   大講堂前の碑   大講堂(学問修業の道場)

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    坂を下ると左手に   根本中堂

 
昨秋から、比叡山・延暦寺の総本堂「根本中堂」の大改修が始まった。
工期は10年で、工事費は約50億円とのことである。
工事用の囲いに、この「大改修」ついての説明された数枚の看板が掲げられている。

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(説明書きが掲載されている看板)

 一礼して、根本中堂の門をくぐり、右手に中庭を望みながら、左手の廻廊を廻り外陣、中陣にて参拝する。上記の看板の図に描かれているように内陣(僧がお勤めされるところ)は、約
3mほど低く、仏様と参拝者の目の高さが同じになるように設計されている。

中陣で、護摩木に「心願成就」と書いて収める。それから、外陣の中央で「不滅の法灯」を見ながら本尊の秘仏・薬師瑠璃光如来に線香をたむける。そして帰りは、右手の廻廊を廻り、門で一礼して根本中堂を後にする。

 

更に、ドライブウェイを奥に進むこと数キロのところに,西塔の駐車場に出くわす。

坂道を下り、左に曲がる。左手に親鸞聖人修業の地と書かれた碑を眺めながらさらに進むと、左に常行堂、右に法華堂(にない堂)、その二つのお堂をつなぐ渡り廊下に出くわす。

左が、常行三昧を修す阿弥陀如来を本尊とする常行堂、右が法華三昧を修す普賢菩薩を本尊とする法華堂である。弁慶が両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったとの言い伝えから、にない堂とも呼ばれている。(国重要文化財) 

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常行堂(左)と法華堂(右) 西塔本堂・釈迦堂

 その廊下の下をくぐると、石段があり、その眼下に西塔・本堂の釈迦堂(転法輪堂)が現れる。西塔は本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域)
 第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれ、伝教大師最澄上人の御廟所である浄土院などがある。現在は十二年籠山の僧が毎日、生身の大師に仕えるごとくに奉仕しているそうである。


 更に奥比叡ドライブウェイを進み、横川へと向かう。
横川は、西塔から北へ4キロメートルほどのところにあり、第3世天台座主慈覚大師円仁によって開かれた。朱塗の本堂は、遣唐使船をモデルとした舞台造りの横川中堂です。お堂の中央部が2メートル程下がっていて、そこに本尊として慈覚大師作と伝えられる聖観音菩薩が祀られています。(現在の建物は昭和46年に再興)

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  横川中堂      四季講堂(元三大師堂)
 
また、往生要集著者の源信僧都が隠居していた恵心堂やおみくじ・魔除けの角大師で有名な元三慈恵大師良源を祀っている四季講堂(元三大師堂)などがある。慈恵大師(良源)(元三大師)の住居跡と伝えられる元三大師堂は、康保4年(967年)、村上天皇の勅命によって四季に法華経が論議されたことから四季講堂とも呼ばれている。
 現代のおみくじの形は、元三慈恵大師良源が考え出したと言われており、この元三大師堂はおみくじ発祥の地となります。 ここでは、角大師(つのだいし)のお姿を授与していて、魔除けの護符になっています。
 

時折り、比叡山ドライブウェイを利用して比叡山に赴き、“心願成就”をお願いする。

気候が良くなると、観光バスも多く、沢山の参拝の人に出会う。

以前、比叡山高校の野球部の皆さん(甲子園出場の年)も根本中堂で参拝されているのを見かけて久しい。

紅葉や積雪の比叡山もすばらしいが、廻りの鬱蒼とした新緑の森の中(特に,西塔、横川)を歩くと、何か“気”のようなものを感じ、心が清々(すがすが)しくなる。
               
2017-8-1                                                                  Y.YOSHIHARA

(歴史などの間違いがあってはいけないので、HPなどから一部文面を引用させていただきました。)

(毎日新聞 7月28日付朝刊より)

  石澤良昭上智大教授「マグサイサイ賞」(アジアのノーベル賞と呼ばれる)受章決定。

カンボジアの世界遺産アンコール・ワットの修復に取り組んでこられた。石澤教授グループは1980年代末から、ポルポト派による大量虐殺なので失われた遺跡保護の担い手となる人材を育成する取り組みを始めた。

(石澤先生おめでとうございます。当社も、この取り組みに賛同し、協賛遺跡カレンダーを購入させていただいた。

石澤良昭・元上智大学学長に関する当ブログ

2015年5月号「アンコール・ワット遺跡ー西参道橋修復」)

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今月のことば「一隅(いちぐう)を照らす」

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天台宗開祖・伝教大師最澄(767822)の「山家学生式」の冒頭に書かれている。

人々を幸せに導く為に「一隅を照らす国宝人材」を養成したいとの想いの記述。

「今あなたがいる場所、即ち家庭や職場などの自分のおかれたその場所で、精一杯努力し、その灯りの輪を社会全体に広げていく。」ことのようである。

この言葉に、東洋思想家・安岡正篤氏「賢は賢なりに、愚は愚なりに、一つのことを何十年と継続していけば、必ずものになるものだ。別に偉い人になる必要はないではないが、社会のどこにいても、その立場に於いてなくてはならぬ人になる。その仕事を通じて世の為に貢献する。そういう生き方を考えなければならない。」と語る。

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私も、細やかであるがこのブログを読んでいただいた方に、少しでも明るい世の中に広げていただけたらと思い、書き始めて7月号で13年目に入りました。

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