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「極寒地・南極建築展」 2017-2

 うめだ・グランフロント大阪のLIXILギャラリーで「南極建築 1957-2016」展が開催されていることを、年末に当社社員から知らされた。正月5日、5時過ぎにギャラリーに赴いたが閉館の為、改めて8日の午前中の見学となった。

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   案内ハガキ          日本初のプレハブ建築 

「南極は極寒と強風の地。建築物を建てるのは、すなわちブリザード(暴風雪)と、スノードリフト(雪の吹きだまり)との闘いを意味する。それをいかに克服していったかを紹介したい」と同ギャラリー・ディレクターの高橋麻希さんは展示の狙いを説明されている

日本が南極の辺境、東オングル島に昭和基地を開設した1957(昭和32)年から、約60年間に建築物と隊員の暮らしがどう変遷したかの特集である。写真や、映像、実資料などを展示され、初期に木質パネルのプレハブ建築だった日本の基地は、風を通り抜けさせる高床式建物や地下通路などの採用で、徐々に過酷な南極の環境に適応していった。昭和基地で暮らした隊員は延べ3000人以上。現在では約70棟の建物があり、居住性も向上したとのことである。

 雪上車や最新観測船「新しらせ」の模型、ブリザードの映像などを展示。2018年に完成予定の12角形高床式建物や、異なるアプローチで南極に挑戦する諸外国の基地も写真パネルで紹介されている。

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    観測船と雪上車   2018年完成予定建物

 初期は犬そりで荷物の運搬をしていたが、その後「環境保護に関する南極条約協定」、機動力増強の為に雪上車の投入となったそうである。

右写真右模型  初代雪上車「SM100

   中央模型 2代目の「KD604」 

   左模型  観測船現「しらせ」5003

   中央左上 初代観測船「宗谷」と「ふじ」5001

 昭和基地からふじ基地まで1000kmの輸送雪上車「SM100」は、33~56次隊(2015年)計17台使用。 

建物の改良、発展を促したのは、食糧や資材などを輸送する4代にわたる観測船の大型化との事である。(「宗谷」「ふじ」「しらせ」現「新しらせ」)

    世界各国の観測基地配置図

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(アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イタリア、インド、ウルグアイ、ウクライナ、オーストラリア、韓国,ジャン・ボゴ、中国、チリ、ドイツ、ニュージランド、ノルウエー、フランス、ブラジル、ポーランド、南アフリカ、ロシア)

こんなに世界の多くの国から南極大陸に基地を設けているとは知らなかった。

日本も、昭和基地、みずほ基地、あすか基地、ドームふじの4ヶ所もあるとのことであった。

 
28日に講演会「元越冬隊長が語る、南極の暮らし」が開催される。残念ながら定員になり、すでに締切られたとのことであった。

 
1次から3次まで越冬隊員であった私の恩師・平山善吉先生(当時大学院生、最年少で参加)に、この展示会に顔を出されるのですかと電話を入れたが、来られないとのことであった。現在も、お元気で世界遺産・アンコールワット遺跡の民活での西参道修復工事の委員長である先生から、3月にその工事の報告会があるとのことなので、その時に上京させていただきますとお伝えした。

 
 正月
5日、うめきた・グランフロント大阪の受付嬢の方に、展示場の場所を聞き、エレベーターで11階に降りたが、そこは一般社団法人・ナレッジキャピタルの事務所であった。たまたま帰ってこられた男性の方にお聞きしたが、わからないとのことであった。その方に私の同窓の宮原秀夫(ナレッジキャピタル代表理事、元・阪大総長、高津高校同期)さんは、たまに来られますかと尋ねたら、今日午前中は来られていましたとのことであった。
これも何かの御縁ですねと言われて名刺を出されたので、あわてて私も名刺を差し出した。少し雑談している間に事務所の女性に展示場の場所「LIXILショールーム大阪」を確認していただき、南隣のビルの同じ11階と分かった。その男性が、若い職員の方に私を展示場まで案内するように指示され、無事展示場にたどり着いた。しかし、残念ながら5時を過ぎていたので閉館していた。あくる日、いただいた名刺を見返すと代表取締役社長と書かれていた。

今年も正月早々からご縁のある出会いができた。

                      2017-2-1 

 Y.YOSHIHARA 

協力 国立極地研究所、

   日本大学理工学部建築学科鋼構造対雪設計研究室

   福島工業高等学校 建設環境工学科

   ミサワホーム株式会社
開館 221日まで(水曜と219日は休み)

   10時~17時、入場無料。

 グランフロント大阪 南館タワー12階 
(大阪閉館後、銀座のギャラリーにて開催されるそうである。)

南極に関する当ブログ「会長のひとりごと」掲載写真
 テレビドラマ「南極大陸」2011-12
タローとジロー  南極最南端到達地点にて 平山先生
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武藤晃氏、村山越冬隊長、平山善吉先生 
         (写真中央1958年)

「西堀榮三郎記念探検の殿堂と50人の探検家」2015-5 
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  「西堀栄三郎記念の殿堂」滋賀県東近江市にて 

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今月のひとこと「環境をつくれる人間に」

「安岡正篤一日一言」より

 

「環境が人を作るということに捉(とら)われてしまえば、

人間は単なる物、単なる機械になってしまう。

人間は環境を作るからして、

そこに人間の人間たる所以(ゆえん)がある、自由がある。

即ち主体性、創造性がある。

だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。

人間が出来ないと環境に支配される。」 

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