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「横山大観記念館を訪ねて」2016-11     

  東京・上野の「不忍(しのばずの)池」の西側道路「不忍通り」に面して、数寄屋造りの横山大観記念館がある。前回訪れた際は休館日だったので、今回は土曜日開館の確認をし、新大阪を午前中に出発する予定であった。

 当日、急遽打ち合せが入り、大阪出発が12時過ぎての出発となり、記念館に着いたのは午後4時前であった。開館は4時までで、受付には本日閉館の文字があり、その受付嬢(70歳位)に大阪から来たこと、前回は休館日で見学できなかったことを告げると、事務所と相談の上、案内人なしとの了解の上での見学となった。急いで、記念館を見て回ることとなった。

  

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 「牡丹」明治37年頃作品 記念館位置図

パンフレットによると、

明治42年この地に居を構え、昭和20年空襲で焼失、29年に再建、90歳で没するまでこの地で多くの作品を制作。

京風数寄屋造りのこの建物は、台東区の史跡。

客間,居間、アトリエなどを展示スペースとして公開。

構造や内装のデザインは、大観の画ならではの工夫が凝らされ、見どころのひとつ。

所蔵品は、絵画作品、習作、スケッチをはじめ、陶磁器の絵付け、着物の意匠、書籍の装丁の多岐にわたり、大観の画業の全貌を知ることができる。

大観ゆかりの画家の作品、画材や、大観の遺品、書簡、収集した古美術等、その趣味や交友関係、日常の姿など知らざる一面を伝える貴重な資料である。

和風建築の雰囲気を生かし、軸装の作品などは、そのまま床の間に掛けて展示。

日本画本来の楽しみ方を体験できる、貴重な空間といえるでしょう。

なお展示替えは三か月ごとにおこなっています。

106日から1211日までは「天心と大観」の展示であった。(天心とは、大観氏が師と仰ぐ岡倉天心のことである。)

(パンフレットより)

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冊子「大観のことば」より

「画号の由来」
 禅寺で、お坊さんと友人三人が酒を飲みながらできあがった。展覧会に絵を出すのに雅号が必要で、お経の文句をさぐり・・・
「私の山水」
 墨をもって、色の感じを出したいと努力。院展作品「山四題」も、水墨で四季の山水を描き、露と雨と風と雪とその折々の山の風情を・・・。山登りが好きで、立山、箱根、赤城、妙義・・・。
「富士山と私」
 私は、富士山が好きだ。春、夏、秋、冬によって山容が異なる。朝、ひる、夜で自ら異なってくる。時刻によっても、場所によっても・・・。海上から見る富士も趣がある。
「岡倉先生」
 岡倉天心先生はいわゆる芸術家ではなかった。しかし、芸術の上にくるもの、芸術と芸術家を指導するものだった。先生がなかったならば、今の日本美術院もなかっただろうし、もちろん我々もなかったろう。
「夏目漱石のこと」
 今日は来客があっても断れといい付けておいたところ、あいにく漱石さんが見えた。書生は断り、あわてて追いかけ、それから伊予紋にのみに出かけた。もう一度は、牛込の家に訪ねた。学問もあり人物もよかった。心から感服している。
「酒の話」
 酒といえば、この大観を大酒のみと思っている人があるかもしれないが、これは違う。私は、ただ酒を愛するだけだ。昔は二升くらいはやったが、今は一升というところだろう。二升といっても、一時にやるのではない、朝、ひる、晩、三回に分けてやるのだから大したことはない。

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「双龍争玉」
月夜の松を描いた作品・龍の形をした二本(東洋と西洋)の枝が月(宝珠)に向って伸びる有名な墨絵作品 

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 パンフレットより 「不忍池」に向って建つ門
          
 
記念館の裏通りを南に少し下がると、「旧岩崎邸庭園」があり、少し北西に行くと「竹久夢二記念館」さらに西に行くと「サトウ・ハチロウ記念館跡(自宅跡)」等があり、次回の機会に訪れたいものである。

また、西には東京大学医学部付属病院があり、赤門のある東京大学がある。学生時代にサトウ・ハチロウ邸の前を通り、工学部の実験室で鉄骨の加圧実験(2000トン)した頃が懐かしい。

                  2016-11-1

            Y.YOSHIHAR

 墨絵といえば、記念館訪問1週間後に、私の近所の「宮大工、現代の名工・川瀬龍覚」氏から、「この絵を鏡にし、心清らかに。」と3点の墨絵をいただいた。

                 三幅対

  Photo
   砲哮の虎    御釈迦様    見守りの龍

                  (悟りの龍)
砲哮の虎 佛様、私は命がけでの修業は全て終わりました.これから私は何をすればと、お坊さん。命を懸けたのなら、この崖から跳びなさい。是(ハイ)。途中で観音様に変わり,天に昇り人々を見守る仏様に成ったと言う。

 御釈迦様 仏教の心の故郷 命懸けで無く、一生懸命に道を開いていただけたら。

見守りの龍(悟りの龍)

禅問答 丸の中に何が見える。善、悪、明、暗、過去、未来。

 答え  見る人の心にあり

竹久夢二 

画家、詩人 1884年(明17)~1934(昭9)

サトウ ハチロウ 

日本の詩人、童謡作詞家、作家

1903(明36)1973(昭和48年)

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今月のひとこと

「人生をデザインする」松下幸之助

 

「困難に直面し、身を切られるような思いに悩みつつ

勇気を鼓舞してやってきた。

崩れそうになる自分を自分で叱りつつ、

必死で頑張るうちに、

智恵才覚というものが必ず、浮かんできた」

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