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「アンコール・ワット遺跡―西参道橋修復」2015-10

   725日「アンコール・ワット西参道修復工事」調査・研究発表会が開催かれた。

アジア人材養成研究センター所長/アンコール国際遺跡調査団団長・石澤良昭上智大学元学長の挨拶、委員長・平山善吉日大名誉教授の趣旨説明に始まり、内容説明は、坪井善道先生「修復と景観」、岸明氏「地質構造と地耐力」、清水五郎先生「参道本体の設計」、竹田哲夫氏「仮設参道の設計」、三輪悟氏「工事計画と安全管理」ら5名の方から行われた。その後質疑応答、まとめと続き、約2時間かけて今秋から始まる第2次計画の発表が行われた。

この委員会は、日本人が地元の技術者育成を目的とした純粋の集まりであり、ODAから機材や重機などの補助をうけるが、6年間で7億円の皆さんからの寄付金によりまかなわれるとのことであった。

この日本人の活動を、将来アセアン諸国にも広げていきたいとの抱負も語られた。

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当日の配布資料 石澤良昭団長 平山善吉委員長
      
(元・上智大学学長)(元・日本山岳会会長)

その後、別室での立食パーティにおいて、先生方への質問に花が咲いた。私は「数年前に、観光でアンコール・ワット遺跡を訪ねた折に、建物を日本人が修復されていましたが、この団体と関係あるのですか?。」との石澤調査団長への質問に、あれはユニセフの行事であり、たまたま日本人が担当していたのでしょうと温厚なしゃべり方で答えていただいた。

平山先生とは、昨年1月の叙勲(一昨年秋叙勲)祝賀パーティ以来で、1年半ぶりの再会であった。当日は、点滴しながら病院から駆け付けられた。

その後、電話での奥さんの弁によると、体調も良くなられて近くの山にも時々登られ、「内臓から消毒されるのが日課」とお聞きしたので、旅行先から地酒をお送りした。


が、今回のパーティでは「最近、大腸がんの手術をしたんだよ。」と何気なく語られ、杯をかたむけられていた。あの豪快さは、昔と変わらない・・・。

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勲祝賀パーティー 田中君、平山先生、筆者
  
2014-1)     (2015-7-25

同窓の田中理夫君は、体調がよくなかったが無理を押しての参加となった。先生も田中君のことを気遣われ、声を掛けられていた。

 

2年後輩の飯島建築設計事務所・飯島信樹氏から、本日「修復工事と景観」について説明された坪井善道先生が、飯島氏と同じ研究室であり懇意とのことであった。

私は、学生時代にシェル構造で有名な東大教授・坪井義勝先生との関係を聞くと、やはり坪井教授の息子さんとのことであり、紹介していただいた。


(屋根が斬新な“木の葉型”の「吊り天井構造」で、当時あっと驚かされた東京オリンピック代々木第1体育館の構造設計者・坪井義勝教授、デザイン設計者は丹下健三教授で共に東大教授であった。施工は清水建設株式会社。施工中に見学に行った当時の思いでの建物で、確か私の卒論の東大・生産技術研究所に坪井研究室があったと記憶している

その後、東京カテドラル聖マリア大聖堂、大阪万博お祭り広場のほか、多くの著名な構造設計を手掛けられた。またシェル「貝」構造の第一人者であり、多くの賞を受賞され、東大教授退官後は日本大学教授も歴任されている。)


 ワインを傾けながら、一歳上である坪井善道(元・日大教授)から生産技術研究所での話題が出、私も生研で田中尚教授(当時・助教授)や東大名誉教授で竹中工務店顧問・高梨晃一先生(当時助手)にお世話になり、数年前にも高梨先生とは羽田空港第2国内線ターミナルビル見学時に久しぶりにお会いしたこと等、約50年前の学生時代の話に花が咲いた。

(卒論仲間で日本空港ビルヂイング㈱顧問・生貝貢さんの案内で見学)

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東大・生産技術研究所模型 代々木体育館見学

(国立新美術館玄関ロビー展示)

あくる日の日曜日には、以前に生貝貢さん(田中尚研究室の同窓)から、一度明治神宮に行くと良いよとのアドバイスを受けていたので、JR代々木駅で下車して、明治神宮に参拝し「心願成就」を神殿でお願いした。

北門からは入り、本殿をお参りして、明治天皇の皇后様が釣りをされたと言われている池はハスが咲き、魚釣り台(池にはねだしている)の周りに大きな鯉やカメもたむろしていた。

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 明治神宮  明治天皇皇后様の魚を釣り池

参拝後、さらに南下して神宮の入り口である原宿駅前の歩道橋を渡ると、あの東京オリンピックの木の葉を伏せた屋根を象徴される国立代々木屋内総合競技場が目の前に現れた。


 約50数年前に見学した思いを馳せながら、第1、第2競技場の周りをひとり静かに見てまわった。熱中症にならないようにと、ペットボトルの中身を少しずつ味わいながらの散策であったが、その暑さも若かれし頃の思い出で吹き飛んだ?。

体育館の中では、全日本少年・少女レスリング大会が開催されており、写真のシャッターを押していただいた方から、「身内の方の応援ですか?。」と聞かれ、学生時代の思い出を手短に話し、お礼を告げた・・・。 

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国立代々木    全日本少年・
競技場前にて   少女レスリング大会  

 2015-10-1

          Y.YOSHIHARA


PS-「アンコール・ワット遺跡―西参道橋修復」に関連して10月に、テレビでも取り上げられるそうです。(10月2日は私の72回目の誕生日である。)

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今月のひとこと

 ドラッカー「明日を支配するもの」より 

「問題の解決には三つの方法が助けとなる。

第一の方法は、文字通り第二の人生を持つことである。

たんに組織を変わることでもよい。

第二の方法は、パラレル・キャリア(第二の仕事),すなわち本業にありながらもう一つの別の世界をもつことである。

第三の方法は、ソーシャル・アントレプレナー(社会的企業家)になることである。

仕事は好きだが、もはや心躍るほどのものではない。

そこで、仕事は続けるが、時間は減らしていく。

そして新しい仕事、特に非営利の仕事を始める」

ドラッカー「明日を支配するもの」(ダイヤモンド社)より

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