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「NHK 歴史秘話ヒストリア」 2014-9

  大阪出身の岡田准一主演のNHK大河ドラマ「軍師・官兵衛」を日曜日の夜に見るのが楽しみである。

官兵役の好演者・岡田准一、さらに豊臣秀吉役の竹中直人の演技が一層その番組を盛り上げている。

先日(7月)は、官兵衛が「備中高松城水攻め」の折に、織田信長が明智光秀に襲われた報をつかみ、目の前の戦いに和睦し、主君の仇敵・明智光秀と対決すべく「中国の大返し」を行うのか(結果は、強行軍で近畿に引き返すのであるが)、その判断に悩むシーンが・・・・・。

織田信長と言えば、湖東(滋賀県・琵琶湖の東)に天下統一をめざして安土城を築城したことはよく知られている。

その週の水曜日夜であったと思うが、NHKテレビ「歴史秘話ヒストリア」で“ 神聖なびわ湖 主人公 ”「日本最大の湖」「関西の水がめ」が流され、大河ドラマとは違った角度で、滋賀県の土地に絡んだ三者三様の歴史をひも解いていた。
 

「 三人の偉人(最澄、中大兄皇子、松尾芭蕉)を通して 知らざるびわ湖の秘密を解き明かす 」

「日本最大のパワースポット!?」最澄―比叡山

「都の移転計画」中兄皇子(後の天智天皇)

「俳諧の宗匠」松尾芭蕉

の三人にスポットを当てて語られ・・・。

びわ湖は、周囲235Km、滋賀県の六分の一の面積で、「近淡海(あふみ)」(古事記より)が「近江」と呼ばれるようになり、北に竹生島があり、そこには神社と寺が祀られている。

都久夫須麻神社では、素焼きの「かわらけ」に願いを書いて湖に向けて投げ、鳥居の間を通過すれば願いがかなうとのいわれがあり、その歴史は古く、縄文,弥生時代の土器も湖から発見されている。

又,宝厳寺には、「水の神」弁財天が祀られている。

滋賀県大津生まれの僧・最澄は、現世の極楽浄土を夢見、比叡山にこもり、延暦寺根本中堂を建立し、湖国沿いに薬師如来像を45体も設け、その数は全国一を誇っている。

「偉人たちのユートピア 知らざるびわ湖」
  中大兄皇子(後の天智天皇)は、
1400年前に「近江大津宮」の遷都を行うが、「遷都で大混乱!?」(過去の都は、攝津か大和であったこと、大津は僻地であるとのことから、民は反対した。)

しかし、中大兄皇子は、朝鮮半島の高句麗、新羅などの外交ルート上の地の利を考慮したり、渡来人の文化、技術をも積極的に取り入れた。又、「戸籍の導入」「水時計」「オンドル(床暖房)」等、新しい時代を切り開いて最先端の都市を築いたのだが・・・。

しかし、「壬申の乱」で天智天皇(中兄皇子)と弟の大海人皇子が国を二分し、わずか五年で廃墟となった。


  最後のエピソードは、松尾芭蕉の「究極の句は びわ湖で!」であった。

「古池や 蛙飛び込む 水の音」「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢のあと」等、近江の句が多く詠われている。下級武士から29歳で故郷を出て、江戸で俳諧の道に進み「宋匠(先生)」となる。

その後、旅に出て「奥の細道」「野ざらし紀行」を著す。

「風雅」「美しい自然」を表した。

47歳(1690年)で、びわ湖の景観が気に入り、「もはや 他の土地に行きたくない」と、数日の予定が2年大津に滞在し、「雅」を「俗」なもので表す新境地を開いた。

(湖西路の国道161号線を北に向かうと、湖の中に建つ白髭神社の赤い鳥居が見えてくる。この神社には、延命長寿の神・猿田彦神がお祀りされ、その敷地内に芭蕉の句碑が建てられている。)
  時に享年51歳(1694年10月12日)で義仲寺に葬られ、「湖や 暑さと惜しむ 雲の峰」と刻まれている。


  最後に、着物姿の司会の渡邊あゆみアナウンサーが

「聖地の理想郷」「偉人たちのユートピア」~びわ湖、知らざる夢と信念の物語~と、締めくくった。


  私にとっても、毎年スキーシーズンになると手軽に行ける滋賀県であり、大変興味ある捉え方に見入ったテレビ番組「歴史秘話ヒストリア」の一夜であった・・・。

             2014-9-1

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比叡山・延暦寺根本中堂 「びわ湖バレー」スキー場

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 湖に建つ鳥居(白髭神社) 芭蕉の句碑(神社境内左)


 織田信長
とびわ湖の関係を調べてみると、簡単に言うと次のようなことであった。

びわ湖の東には、織田信長が築いた安土城

対岸の湖西には、明智光秀の城下町(大津市坂本)(全国3800の「山王さん」の総本山・日吉大社の門前町)

さらには坂本の町を玄関口にし、日本仏教界に君臨し巨大な力をもった比叡山「延暦寺」(最澄が開祖、建立)があり、その全山が信長の焼き討ちに遭い灰燼に帰した。

今年は、徳川家康が大阪城攻めから400年(大阪冬の陣)である。大阪冬の陣は400年前の1614に始まり、夏の陣は1615年であり、来年は、その400年祭の行事がおこなわれると耳にした。

来年は、期しくも終戦70年である。

私は、今の日本が平和であるのは、多くの犠牲者の上に我々は生かされていることに感謝しながら、今年も8月15日終戦記念日の12時に黙祷をささげた。

又、甲子園球場でも全国高校野球の真只中であるが、15日12時に試合を中断し、今年も全員黙祷をささげる姿がテレビでも流された・・・・。

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今月のひとこと
史上初の将棋7冠王・羽生善治氏」の言葉より
 

 

私は以前、才能は一瞬のひらめきだと思っていました。

けれども今は、10年とか20年とか30年と

同じ姿勢で同じ情熱を傾け続けられることが

才能なんだと思っています。」 

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