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「山中伸弥教授ノーベル医学生理学賞と文化勲章受賞」2012-12

 今年の最大の明かるいニュースといえば、なんといっても「ノーベル医学生理賞」に京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授の受賞であろう。

(毎日新聞10月9日朝刊より)
スエーデンのカロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル医学生理賞を、京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大のジョン・ガードン博士(79)に授与すると発表した。・・・・「人工多能性幹細胞(i PS細胞)」を作り出すことに成功。・・・最初の成果が米科学誌に掲載されてから6年余りという異例のスピード受賞だ。

山中教授のテレビでの会見を見ていると、医学の面では当然のことながら、ユーモア―を交えた会見にも「なかなか、人間的にも出来た人だな!」と感動する場面が多々ある。

山中教授は、大阪教育大学付属高校で、「知育、徳育、体育」の3本柱の教育を学ばれた。勉学に、スポーツに・・・・と、その教育目標を実践されていたようである。
我々が、昔からよく言う「文武両道を行く」そのものである。

 今年の文化勲章受章者は、映画監督・山田洋次(81歳)、国際法学者・小田滋(88歳)、美術評論・東大名誉教授・高皆秀爾(80歳)、日本画家・松尾敏男(86歳)、植物分子細胞生物学・山田康之(80歳)、山中伸弥教授らの各氏である。山中教授以外は、皆さん80歳代で、一人50歳(1962-昭和37年)でまるで息子のようである。

 式典後の記者会見で山中教授は「陛下に直接言われて感激です。ノーベル賞も光栄だが、日本で研究した日本国民として、きょうは一番光栄な瞬間」と語った。
 皇居において天皇陛下からの受賞後の言葉である。

本年、陛下におかれては心臓疾患の手術を受けられた。東京大学において、順天堂大学医学部の心臓血管外科教授・天野篤教授が執刀された。
 その数ヶ月後には東日本大震災被災地に赴かれた。

 (天野教授は、3浪の末に日大医学部に入学し数々の驚異的な経歴をもたれている。山中教授も、臨床医の頃不器用で手術に時間がかかるので、あだ名が「ジャマナカ」と呼ばれ、研究医に専念されることになったとのことである。)  

最近の大学間の交流が広く行われる時代になってきたとみみにするが、その証しのようである。(山崎豊子著「白い巨塔」の世界が、大きく変化してきているようである?)

 (月刊誌・致知 11月号―特集 “一念、道を開く”より)
 iPS細胞は研究途上であり、実際にはまだ一人の患者も治せておりません。いつか父にあった時(研究者になる前に亡くなる)に恥ずかしくないよう、研究の成果を一日も早く実用化し、患者さんの元に届ける。それこそが私にとって最大の使命だと感じています。これからが研究者としての本当の勝負です。」と締めくくられている。
 (山中教授と宇宙航空研究開発機構シニア―フェロー・川口淳一郎氏の対談で、お二人の顔がその表紙を飾っている)

10月初め、国際ロータリー第2660地区大会(12月8日)の講演案内で「もし、ノーベル賞受賞となれば、中止になります。」が残念ながら予想通りとなった。(副所長の戸口田 淳也教授に変更)
当日、山中教授ご自身の講演を楽しみにしていたのだが・・・。

早いもので、古希の年末を迎えた。

“初孫と 満面笑みで 古希迎ふ”

来年こそは、少しでも明るい年でありますように。

私生活においても、また世の中、政治においても!。

            2012-12-1
           
 Y.YOSHIHARA

  (当ブログ2011-11号)より
 昨年末は「ノーベル化学賞・二人の日本人誕生」と題してこのブログに掲載したのが、ほんの昨日のようである。
今年も10月の明るいニュース、恒例のノーベル賞の話題で始まった。

 医学部門で、京都大学の再生医療のiS細胞で世界的に名を馳せている山中伸弥教授、そして毎年予想に上る大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長(世界トップレベル研究拠点)・審良静男教授の受賞が取りざたされたのだが残念ながら・・・。
 我々大阪人には身近なご縁のあるお二人である。山中教授は大阪教育大学付属高校(天王寺)から神戸大医学部卒、大阪市大の博士課程終了、審良教授は高津高校から大阪大学医学部卒、博士課程終了であり、お二人ともなんと東大阪市生まれであるとのことである。・・・・・・・・・・。

 山中教授学歴
 神戸大医学部卒(87年)、国立大阪病院(現・国立病院機構大阪医療センタ)整形外科で臨床研修。
大阪市大大学院(89年)基礎研究に転向。米グラッドストーン研究所(93年)留学し、胚性幹細胞(ES細胞)の研究。
帰国後大阪市大助手を経て奈良先端科学技術大学院大学(99年)助教授に就任しiPS細胞の作成を目指す。
京都大再生医科学研究所教授(04年)、iPS細胞研究所センター長(08年)、京都大PS細胞研究所の初代所長 
08年 ロベルト・コッホ賞、紫綬褒章 09年 ラスカー賞
10年 日本学士院賞・恩賜賞、京都賞 12年 ミレニアム技術賞
08年 米誌「タイム」の「世界で最も影響のある100人」に選ばれる。

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 奈良・清水寺本堂に安置された大日如来像

PS-昨年12月、陸前高田の流木松を利用して大日如来像作成「ひとノミ」キャンペーンが、NHK(大阪)ホールで行われていた。私も一振りしたあの仏像が、現在清水寺の本堂に大日如来像として安置されている。
(私の所属する奉仕団体が、東日本大震災への慰問に際し、大日如来像の写真           を携えた) 

本年の我が家の明るいニュース
 初孫誕生と息子の脳血管内治療の専門医試験に初挑戦し合格
 (「大学入試に合格した気持ち!」だそうである。)
 夫婦そろって古希を迎える

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今月のひとこと「石川 洋さんのありがたい話」

「人ほど冷たいものはないが

人ほど暖かいものはない」


   自分の過去を隠したがる人がいる。

   苦しかった経験を語ると

   表の光がうすらぐ人がいる。

   苦しかった過去を語ると

   今が光って見える人がいる。

   どちらがどうということはないが、

   今をいっしょうけんめいに生きている人は

   辛かった過去が

  “おかげさま”の人生として

   受けとめ直されているからである。

   過去の苦労を育てたいものだ。

                       「幸福共創新聞」より

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コメント

本当に山中教授のノーベル賞受賞は、日本を明るくしてくれました。
最近暗い話が多くて・・・

年末を前に選挙が迫ってますが、一体どの党に誰に入れていいものやら・・・
政策を良く見てとは言っても帯に短し襷に長し・・では

来年は本当に日本全体が明るくなって欲しいと切に願うばかりです。
年末ジャンボでも買って運試し?(笑)

投稿: S.MORI | 2012年12月 2日 (日) 11時57分

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