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「人生生涯小僧のこころ」塩沼亮潤著 2012-9

「たまたま比叡山千日回峰行者・酒井雄哉阿闍梨さまのお姿をテレビで拝見した時がきっかけで“千日回峰行者になりたい”と・・・・。」とその著書のプロローグに書かれている。

今年も、お盆休みに手にした書物・塩沼亮潤著(大峰千日回峰行者)「人生生涯小僧のこころ」(㈱致知出版社)を読むことにした。

 
  片道二十四キロ、高低差千三百メートル以上の山道を十六時間かけて一日で往復。
九年の歳月をかけて四万八千キロを歩く。


そういう苦行を経験したから、悟れるのではない。大事なのは、行から得たものを生活の中でよく実践することである。

逆に言えば、それぞれに与えられた場でそれぞれに与えられた役目を果たしていく中でも、多くのことを感じ、悟ることができる。だから、私たちの人生はすべて修業なのである。(著書の帯より)

大峰千日回峰行の歴史―戦前まで近畿、東海地方では、「山上まいりをしなければ一人前の男でない」という風習があったそうです。


(私も小学六年生の兄と共に少し年齢が早いといわれたが、大峰山まいりをした思い出がある。行者さんの指導の下に鉢巻をし、たすきを掛け、安全帯代わりに腰ひも?をつけ、岩の上に腹這いになり、崖下に頭から体を谷底に落とすように少しづつ、づらしながら「親に孝行するか!!」と行者の方から大きな声が発せられる。恐ろしくて黙っていると、さらに身を谷底に・・・「親に孝行するか!!」と再度大きな声が、「はい!!」と返事すると引き上げてくれるというものであった。それは約60年前の話である。

今は、片道六キロで頂上まで登れるルートがあるようである。)


行日誌

713日目―苦しんで苦しんで花を咲かせたとき、今までの苦労が光ってくる。苦しんで花を咲かせる者、苦しんで恨みを残す者、苦しみ方次第,心次第。

836日目―辛い袋は裏を返せば幸せな福袋、心を裏に返せば辛い時でも今が一番幸せ。涙で滲みし大峰の道も、今は喜びの道、されど同じ道。

 「何のために」という目標をはっきり持つ 
どんな辛さ、苦しみも乗り越えられるし、どんな状況でも常に心豊かでいられる。1回目の失敗は、貴重な経験で、今後の人生に生かすことが大切である。
人を思いやる心は、まわりまわって自分の心を穏やかにしてくれます。
やさしい言葉をかければ、やさしい言葉がどこからかめぐってきます。

山で修業した人だけしか悟れないというものでない。

それぞれの生活の中で、それぞれに与えられた役目を果たしていくなかで、心を研ぎ澄ませ、目を凝らし、耳を澄ませたとき、色々なことが悟れる。


エピローグより

「人生生涯小僧のこころ」原点を忘れず、常に実践。日々挑戦。努力。

「生きていくうえで一番大切なもの」足ることを知る。人を思いやる。

(すべての人,モノに感謝の気持ち、愛情を持つ)

成人式に師匠よりいただいた色紙に
「不将(おくらず)不迎(むかえず)応而(おうじて)不蔵(ぞうぜず)」
* 過ぎさったことをくよくよしない 
* これから起こりうることに思い悩まない
* その時に応じて懸命に務める  
* 今日一日を大切に生きて恨みや憎しみをといった瞋恚(しんに)の感情を心にしまい込まない


最後に

「人生とは常に挫折挑戦の繰り返しです。上手でも下手でも心を込めて実践することに人生の意義があるように思います。みんなで幸せになれるように、それぞれが自分のできる範囲内で努力していけば、必ず道は開けると信じております。」と締めくくられている。

13年前の明日9月2日は、千日回峰行の満行日である(平成11年)

                                  
                 2012-9-1

                     Y.YOSHIHARA     

塩沼亮潤師

昭和43年仙台生まれ。61年東北高校卒業。

62年吉野山金峯山寺で出家得度。

平成3年大峯百日回峰行満行。

11年吉野・金峯山寺1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行満行。

12年四無行満行。

18年八千枚大護摩供満行。

現在、仙台市秋保・慈眼寺住職。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨。

共著「大峯千日回峰行」(春秋社)がある。

Photo  Photo_2

著者サイン 著書「人生生涯小僧のこころ」のカバー

今回、(株)致知出版社の“おかみさん便り”で小笠原節子氏より書籍購入の案内メールをいただいた。著者サイン入り著書(50部限定)とのことであり、私のブログ(2009
-1月号)にも塩沼亮潤大阿闍梨師のことを掲載させていただいたご縁もあり、早速購入の手続をしてお盆休みに読むことができた。

 当社でも「吉原イズム」を平成十三年より掲げている。

       Photo_3

(ブログ「会長のひとりごと」2010―10月号に「吉原イズム」の生い立ちを掲載)
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今月のひとこと「坂村真民一日一言より」

少食であれ! これ健康のもと

小欲であれ  これ幸福のもと

この二つのものを しっかりと身につけよ

この世を 悔いなく終わるため

この世を 楽しく生きるため

致知出版社 小笠原節子氏より「24節氣」に「心安らぐ詩や写真」が送られてきます。親しい方に転送しているその一例(立秋8月7日)を掲載。

 

“熱気と猛暑続きの毎日ですが、気がつけば今日はもう「立秋」・・・8月は別名「葉月」とも言われていますが、その由来は「炎暑のため、植物が葉を落とすから」という説があるのも

頷ける日々です。暑さの中でも元気な日々をお過ごしいただけたらとの思いを込めて「立秋」の便りをお届け致します。”

 

http://chichi.happy.nu/24/autumn01/


(株)致知出版社  小笠原節子

興味ある方は、上記を検索ください。

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今日は24節気の「白露」です。 2012-9-7 

厳しかった夏の日差しも次第に和らぎ、爽やかな朝の風を感じる頃となりました。

夏の暑さを乗り越え、そして爽やかな青空が広がる秋になり,ほっとひと息・・・の思いです。

本日の季節の便りは、秋の花たちと安らぎの花に
塩沼亮潤大阿闍梨様の言葉を載せてお届けします。

大峯千日回峰行、四無行という荒行を成就した塩沼氏。

仕事も人生も行だと考えたとき、氏の日常の生活の中から生まれた言葉の数々は、深く心にしみるものを感じます。

ほんの少しでも、心静かに、心穏やかなひと時をお過ごしいただけたらと・・・。

 

(株)致知出版社  小笠原節子

http://chichi.happy.nu/24/autumn03/

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