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「悩む力」姜尚中著  2009-5

先日、年に一度の恒例の高津高校同期会(昭和37年卒)―

東京・大阪合同同窓会が浜名湖で開かれた。いつものように

新幹線の中で読む本を買うべく新大阪駅で書店にはいった。

本の帯に「75万部突破」の活字が、目に飛び込んできた。

「悩む力」姜尚中著

現代人の心を救う、逆転の発想とは?

不安と絶望の時代を生き抜くための「新の力」を鍛え上げる

一冊と表の帯に書かれている。

裏の帯には、私たちは100年前の漱石やウェーバーと同じ壁

にぶつかっている!。

「私はいま、いまだかってないほど開き直っていて、

大げさに言うと、矢でも鉄砲でももってこいと

いう気分になることもあります。

悩みの果てに付きぬけたら、横着になってほしい。

そんな新しい破壊力がないと、

今の日本は変わらないし、

未来も明るくない、と思うのです。」と。

自由の拡大といわれながら、幸福感高まることなく、

いつも余裕なく急き立てられ、人間関係も殺伐として

味気ない・・・・・・。

人生とは、自分がどうすべきなのか選択せざるを得ない

瞬間の集積りであり、それを乗り越えていくには、・・・

自分でこれだと確信するまで悩みつづける。

あるいは、それしか方法がないということを信じる。

序章「今生きる悩み」から、・・・・・・「青春は美しいか」

「何の為に働くのか」「なぜ死んではいけないのか」そして

最終章「老いて最強たれ」においては、役者や、映画作りの夢を、

もっと実現に近い夢は、60歳で大型二輪をとり、ハーレーで

日本縦断、朝鮮半島の南北縦断の旅を・・・・・・。

最後に、

「若い人に大いに悩んでほしいと思います。悩みつづけて、

悩みの果てに突き抜けたら、横着になってほしい。

そんな新しい破壊力がないといまの日本は変わらないし、

未来も明るくないと思うのです。」としめくくっている。

悩みの多い今日この頃、人の話しに耳を傾けようとしない

マスコミ、政治家等が出演のTV番組が多い中にあっても、

いつも落ち着いた口調で語り、好感度の人 姜尚中氏の著書

「悩む力」である。

悩みの多い?私も、著者の顔を浮かべながら、車中で一気に

読んだ。

悩みつづけて、早く悩みの果てに突き抜けよう・・・・。

                                                                                                               

姜尚中 (カン サンジュ)

1950生まれ。

早稲田大学大学院政治学科研究科博士課程卒

東京大学大学院情報学環教授

著書 「マックス・ウェーバーと近代」「ナショナリズム」

   「東北アジア共同の家をめざして」「日朝関係の克服」

   「在日」「姜尚中の政治学入門」「愛国の作法」

「ニッポン・サバイバル」など

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